こんにちは。東京・目黒区自由が丘のカーテンとインテリアリフォーム専門店「ルドファン」の砂村です。
何回かにわたって整理収納について書いてきました。ブログを見て頂いた方から「実際やるとどうなるの?」というご意見を多く頂きました。
ということで、今回のブログは整理収納の実例をご紹介します。
今回の整理収納は「20年前に入居した時から使っている廊下の収納」を片づける。です。
特に意識することなく使っていた収納でしたが、徐々に物が増え、仕舞いきれないものが目に付くようになってきた。
片づけようと試みたが、追加の収納家具など置く場所もなく、置くことで狭くなるのは避けたかったので、整理収納で解決をしたいと考えた。
というもの。
当初からこの収納スペースについては何の脈略もなく使っていたため、詰め込んでいるという状態でした。
実際には、収納できないアイロン台や掃除機、ドリンク類、読み終えた雑誌や古新聞などがあちらこちらに置いてある状態でした。
ということで、順を追って整理していきたいと思います。
まず、現状はこんな感じでした。
▲整理収納前の収納内上部

▲整理収納前の収納内下部
乱雑に詰め込んでいるというほどでもなくきれいに納まっていますが、棚の間隔が広いため収納内部に空間があり、スペースが有効に活用できていないことがわかります。
今回の目的は下記のものを収納して、みんなで使うものを中心に整理して利用価値のあるスペースにすること。
・掃除機
・アイロン・アイロン台
・古新聞・雑誌

▲玄関に置いてある雑誌&新聞
・薬箱
・スプレー缶、各種ケミカル類
・ストック飲料
先ずは、中に入っていたものをすべて出します。ひとつ残らず全部。収納は見た目よりはるかにたくさん物が詰まっています。
大したことがないと思っていても、広げるとこの通り。半間の収納でも6畳の部屋1面を覆いつくすほどの物が収納されていました。

▲収納内部の物をすべて出した状態
すべて取り出した収納内部はこの通り。引越屋さんからよく言われることがあるのですが、見た目の3倍は物があるとはまさにその通り。
片づける前に言うのは何ですが、ものすごい収納力ですね。
▲整理収納カスタマイズ前の状態
▲整理収納カスタマイズ前の状態
収納内部を正確に計測して、新たに収納したい物もきちっと測ってどこにしまうかを決めます。(実際にはかなり細かく時間をかけて準備をします)
重いものは下に、よく使うものは目線にすると使いやすい収納になります。
この収納スペースは内部の造りこみがほとんどされていないことが原因で、何をどこにしまうかを決めることがそもそも難しいということがわかります。
これではきれいに整理収納できません。
計画に沿って収納内部を必要に応じてカスタマイズします。今回は、棚板の追加と古新聞ラック用の台を作ることにしました。

▲整理収納カスタマイズ後

▲整理収納カスタマイズ後
収納内部に使う材料は一般的なベニヤ板では反ってしまう恐れがあるので、使用する材料の選定は大きさや載せるものによって異なってきます。
厚いことにはこしたことはありませんが、コストもその分跳ね上がるので、必要十分であることが大切です。
収納内部はこれで完了。あまり作りこんでも使いにくくなってしまうので、ある程度の自由度を持たせて計画することが求められます。
あらかじめ決めておいた条件にそって、要るもの要らないものを分別します。これを決めておかないといつまでも片付きません。
「捨てようと思ったけど、とっておこう」とか「おー懐かしい!」などということが起きて、いつも間にか日が暮れてしまうことって経験のある方もいらっしゃると思います。
てきぱき迅速に作業を進めていきます。
仕分けを終えると不要なものがわんさか出てきます。夢中になって作業をしていたため、写真を撮り忘れてしまいました。
ちなみに捨てるコーナーにいったん集められたものたちは、すぐに捨てずに一定期間部屋の片隅に置いて様子を見ることをお勧めします。
捨てなきゃよかった!という後悔と本当に要らなかったんだなという確信が持てたら処分しましょう。
▲整理収納後の収納内部
▲整理収納後の収納内部
きれいに納まりました。古新聞のラックの上も台があることで、頻繁に入れ替えが必要なドリンク類も収納することができました。
▲整理収納後の内部の様子
部屋の片隅にあった掃除機やアイロンなどもきれいに納まりました。
▲整理収納後の内部の様子
傘は置くだけでは不安定なため、角材を使って一工夫。これなら奥に行ってしまった傘も簡単に取り出すことが出来ます。
きちっと練って計画して整理収納をしたものは、リバウンドしにくい状態をキープします。
物は気が付くと増えていってしまうので、少しゆとりをもつことも大切な要素です。
整理収納はこれで終わりではありません。今後も必要に応じてカスタマイズをしていく必要があります。
専門家に片づけてもらってもお使いになるご本人がきちっと理解をしていなければいつのまにかリバウンドしてしまいます。
私たち専門家は、「片付けをする」というより「片づけ方を伝える」ことを重視しています。
ルドファンには、片付けの専門家(整理収納アドバイザー1級)、建築設計士がおりますので、リバウンドしない整理収納の要素を含めた素敵な空間のプロデュースのお手伝いをさせて頂きます。
お店でのご相談は無料ですので、ご予約の上ご来店ください。
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